令和4年8月3日〜4日の大雨による山形県内の水害調査
このたびの大雨・水害により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。一刻も早い復旧をお祈りいたします。
8月3日から4日未明にかけて、前線を伴う低気圧の活動により置賜地方に長時間にわたって線状降水帯がかかり記録的な降水量となり、広域に水害が発生しました。このような状況を受け、被害状況把握のため8月4日に現地調査を行いました。最上川の氾濫・越水(写真a, b)のほか、支流の氾濫・越水(f, g, h)、流水による侵食(d, e)、がけ崩れ(c)等によって生じた被災状況を確認しました。
[訂正:写真iはチェリーランドではなく最上川ふるさと総合公園です]
2022年8月7日に飯豊町小白川付近の被害状況・斜面変動について現地調査を行いました。
(a)尾根から流下する数条の土石流の跡(小白川中流左岸, 13:50)。多量の流木の供給源となった可能性がある。
(b)すだれのように流木がからみついた橋梁(小白川中流, 14:56)。
(c)表層崩壊(小白川中流左岸, 14:34)。
(d)米坂線の崩落した鉄橋(小白川下流, 16:11)。中央の橋脚が折れたために橋梁が落下したとみられる。
調査者:本山・岩田・加々島(山形大)、橋本・森藤・柴田・片桐(中央開発)
2023(R5)年6月30日に「山形県南部令和4年8月豪雨災害調査報告書」を出版しました。電子版を山形大学リポジトリで公開しています(このWebサイトのPUBLICATIONのページにリンクをはってあります)。
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